7月16日(火)、三鷹中等教育学校にてソーシャルデザインワークショップを開催しました。
昨年に引き続き2回目の開催となりましたが、今回のワークショップでもincriメンバーがファシリテイトして「デザイン思考の基本を学びながら、”⾃然との共⽣“や”サステナブルな地球“の課題に対する解決策を考えてみる」ことを目的に行いました。
まず、株式会社さがみこファームの山川勇一郎氏からの講演でした。
山川氏は、「ソーラーシェアリング」事業を行っています。
農地の上にすき間を空けて太陽光パネルを設置して、農業と発電を同時に行う取り組みで、農地としては、さがみこベリーガーデンという体験型のブルーベリー農園を運営しているそうです。
東日本大震災がきっかけで、子どもたちに安全な未来を残したいと太陽光ビジネスの立ち上げを決心されましたが、現在までの道のりは決して平坦ではなく、保守的な風土や鳥獣害被害、気候変動などさまざまな壁があったそうです。そんななかでも、やはりあきらめずにやり続けることが重要だというメッセージが伝えられました。
再エネ×持続可能な農業に取り組む⼭川さんのお話を聞き、
生徒たちはエンパシーマップを記入し本当のニーズを深く探っていきます。
その後、問いを立てて解決策のアイディア出しをグループで行い、最後にグループで話し合ったアイディアを模造紙にまとめて発表をしてもらいました。
三鷹中等教育学校の高校1年生の生徒の皆さん、楽しそうに、目をキラキラさせながら、そしてとても真剣にアイディアを考えてくれました。
ぜひ普段の生活から「相手を中心に考える」デザイン思考の思考法を実践して共感力を高め、いろいろな課題解決に活かしていってくれるとうれしいです。ありがとうございました。